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相手の状態を見て対応すること/やさしいパス

 子どもたちにサッカーを教えてるとき、二人のパサー候補がいた。

 一人のパサーはドリブルもうまく、自分がボールをもらうとまずはドリブルで敵を抜いていくことを考える。それでもうまくいかないと最後の選択肢としてパスをだす。

 もう一人のパサーは、いつも味方を見ている。

 自分の状態や都合ではなく、味方の状態で判断する。相手がすぐにほしそうならダイレクトでパスを出すし、まだ準備でできていないのなら少しボールをもって、間をつくってからパスをだす。

 どうしてそんなことが出来るのかは解らないが、自然に出来るらしい。

 彼は自分がボールをもらうときも、やみくもに声を出さない。

 味方がちゃんとボールをキープをして、顔を上げた瞬間に声を出す。

 どうしてそうするのと聞いたことがある。

 「だって、自分がまだちゃんとボールをコントロール出来てないときに、声をかけられてもうまくパスできないから。余計あせっちゃうから。自分もそうだから」

 ここらへんの感じは生まれもったセンスなんだと思うけど。

 日々の仕事や人間関係でも、自分が話したいタイミングでいつも話す人と、ちゃんと相手が聞ける状態にあるかを見てから、話す人がいると思う。

 そういったやさしいパスは、味方に本当のチャンスを与えることになると思う。

2010.04.22
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