子どもたちにサッカーを教えてるとき、二人のパサー候補がいた。
一人のパサーはドリブルもうまく、自分がボールをもらうとまずはドリブルで敵を抜いていくことを考える。それでもうまくいかないと最後の選択肢としてパスをだす。
もう一人のパサーは、いつも味方を見ている。
自分の状態や都合ではなく、味方の状態で判断する。相手がすぐにほしそうならダイレクトでパスを出すし、まだ準備でできていないのなら少しボールをもって、間をつくってからパスをだす。
どうしてそんなことが出来るのかは解らないが、自然に出来るらしい。
彼は自分がボールをもらうときも、やみくもに声を出さない。
味方がちゃんとボールをキープをして、顔を上げた瞬間に声を出す。
どうしてそうするのと聞いたことがある。
「だって、自分がまだちゃんとボールをコントロール出来てないときに、声をかけられてもうまくパスできないから。余計あせっちゃうから。自分もそうだから」
ここらへんの感じは生まれもったセンスなんだと思うけど。
日々の仕事や人間関係でも、自分が話したいタイミングでいつも話す人と、ちゃんと相手が聞ける状態にあるかを見てから、話す人がいると思う。
そういったやさしいパスは、味方に本当のチャンスを与えることになると思う。