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経験すると損得が見えて動けなくなる

 去年会社を始めた社長がいて、創業のときに結構相談にのった。

 いろいろな人から情報を集めて動こうとするのはよいが、なにやら情報を集めているばかりでゼンゼン動き出さないので、

「よほどのリスクがない限り、また自分が動いた分が損するくらいなら動いて見た方ががはやいよ。それで解かることもあるし」
 
 と、アドバイスをした。

 そのアドバイスがあってか、彼は積極的になりある程度のリスクは覚悟で営業したり、提携先を探したり、会合に出席したりするようになった。

 そもそもまだ効率を考える段階ではないのに効率や損得を考え、その分時間や学びの機会を損していたのだと思う。

 いつも思うけど、安いものを買うのはよいが、そのために使う労力や時間を考えるとどっちもどっちということも多いと思う。

 その社長にあったら今度は、いろいろと経験したらしくかなり頭でっかちなっていた。

 自分の勇気のなさを論理的に肯定してごまかす技術も覚え始めており、ちょっと難しい感じだ。

 ようはすべてにおいて

 「失敗しないようにする」というスタンスなのか

 「成功しようとする」というスタンスなのかの違いだと思う。

 成功しようとすると動いて失敗するのは当たり前だが、

 失敗しないようにするのであれば、動かないのが一番確率が高いからだ。
 
 

2010.03.08
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