先週は、ご相談されることが多かった。
ある社長は10数年やっていた自分の会社をたたむと言う。
この不況で固定得意先からの仕事も激減しており、また新しい仕掛けとしてやっていたビジネスもすぐにはお金にならない。
本業のビジネスの業績をちゃんと見ないで、新規のビジネスに取り組んでいたため、悪化の現状を把握するのが遅れてしまったらしい。
ただ、聞いてみると借り入れなどの状況はそう深刻ではなく、傷口が広がるまえに事業を整理し、会社をたたむ決断をしたらしい。
社長をやめても借金は残らない算段も出来ているらしいし、従業員にも次の仕事をみつける時間は作れるらしいので、それはそれでよい決断なのかも知れない。
プラスマイナスゼロになって、次の人生を探してみるのも悪くない。
六本木のある有名なクラブが、銀座に移転して、その後業績が悪くなり今は大変厳しい状況になっているらしい。
昔お客さまに連れて行かれた縁もあって、誘いを断りきれず顔を出してみた。
なんと、客は私たちだけしかいない。
景気のよいころのやり方をその店のオーナーが変えることが出来ず、今は閑古鳥状態らしい。
店の従業員やNO2は、いろいろと変えたほうがよいと思うらしいが、過去の夢を忘れられないオーナーは、聞く耳をもたないらしい。
働いている人が自分のことだけ考えるようになったらもう終わりだろう。
今、個人的な知り合いの中にも経営再建中の会社が多い。
ちゃんと今の現実と向き合って手を打ち、月次での黒字化を果たし、時間はかかるが再建のプランを持って取り組んでいる人もいるし、お国の金融支援などを受け、キャッシュフローは持ったけど、その後の具体策がもてないでいる人もいる。
今の現実に目を向けて、月次での黒字化を達成できる状況をつくることがまずは先決だと思う。
資金繰りでは会社は再生できない。時間をかせぐだけだから。
今の日本が国債で時間をかせいで、将来に借金を積み上げていては何も解決しないのと同じだ。
昔の夢より今の現実将来の夢が大切だと思う。
過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけだから。