ちょっと前のブログで浅田次郎の本にはまっていることを書いた。「月のしずく」から「プリズンホテル4巻」、今度映画公開される「地下鉄に乗って」、まるでラスベガスへ行ったような気分になる「オーマイゴット」、「天国への500マイル」などと進み、「蒼穹の昴」へ行き着いた。
これがまた面白い。日本で言えば明治時代頃の中国は清王朝が凋落していく時代の話だ。
李鴻章や袁世凱、西太后など聞いたことがある人が沢山出てきてしかも人物描写が面白い。
私の次男(のんちゃん)と同じ11歳の少年が、家族を救い貧困生活から脱するために「宦官」になることを決意して、自分で自身の大切な部分を切り取ってしまうシーンはとてもショッキングだ。
わずか100年くらい前の中国で実際にまだこのようなことが行われていたのかと思うと少し信じがたい。
中国から見た日本という見方も学べるので、今後の日中問題を考えるのにもよい教材かもしれない。国どうしの関係は、ずいぶん前からの歴史的な背景を理解しないと一面的にしか捉えれられない。
しかし幅広いテーマを書ける作家だと思う。