人は安定していると刺激を求め、不安定だと安定を求める。
起業も同じで、創業期に不安定な状態で事業をやっていると、このいつも足元がグラグラしているような状態からなんとか抜け出そうと必死になる。
そういった時期はともかく現状が課題だらけで、良くないという認識なので、何にもしないよりとりあえずなんでもやってみよう、どんな所にも行ってみよう、誰にでもあってみよう ってな感じである。
ともかくイノベーションしないと、オペレーションする必要がないので、毎日イノベーションの連続である。99%は失敗するが、1%の成功らしきものに賭けて、それに集中していく。
いつしか、集中から求心力が生まれ、お客様と人が増え、そのうち金融関係の人も出入りするようになり事業になっていく。
そうすると事業的には安定し、オペレーション的な仕事の方が増えていく。イノベーション全盛のときを知っている人たちは、少し回顧的になり「あのころはよかった」なんて言い出す人も出て来る。
どちらの時が楽しいかは人それぞれであろうと思うが、どちらの状態も楽しいでやることが大切だ。
昔、人材ビジネスをしている時に従業員意識調査というパッケージサービスを作った。
働く人の会社に対する満足度を測定するアンケート調査だ。
なにか元になる考えが欲しかったので、マズローの欲求階層論というのを引き出しにした。
セーフティ→アメニティ→ダイナミズム→ロイヤリティ→自己実現欲求 みたいな感じだ。
ちゃんと働けてお給料がもらえて、職場が快適で、それなりに刺激もあって、そこで働くことに誇りをもてて、それも全部満足しちゃったら、最後は自分の内側にある実現欲求になるということだ。
結局、そのときの環境や状態がどうであれ、受け取る側の自分の中に価値や幸福があるのだろう。