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心のハローワーク

 将来何になりたいとかって、いつくらいから考えたかな。自分の子供たちを今見ていてそう思う。

 自分が小学校の時はまだJリーグなんてなくて、サッカーははやってなかったから、当時の少年としては当たり前のように野球をやっていた。
 
 毎日近くの公園で壁にボールを投げて、将来はプロ野球の選手みたいな漠然とした夢をもっていた。でも当時は中学で野球部に入るとみんな丸坊主、「根性なし」の私はサッカー部に入った。

 不純な理由ではじめたサッカーだけど、それなりに好きになった。当時日本でNO1ストライカーだった釜本にあこがれたりした。でも運動系ってだいたい限界が早くわかる。そんなにうまくなかったから次にあこがれたのは、やはり音楽系だ。

 中学1年のときに文化祭で3年生が卒業コンサートをやって、ビートルズのレットイットビーのリードギターにむちゃくちゃカンドウした。

 新聞配達してためたお金で、中古のギターを買って、毎日家に帰ると3時間くらい練習した。

 その成果もあって、先輩と同じく中学3年の時には、レットイットビーを仲間と演奏した。そのうちの一人でピアノをやっていた男は、その後芸大の指揮科にすすみ、今は有名なぼうふりになっている。大野和士といえば、知る人ぞ知る指揮者だ。

 高校に入り、サッカーと音楽は続けていた。自分で曲を作ったりもした。しかし受験のころになるとみんなは受験勉強に没頭していった。
 私は大学にいくつもりはなかったので、バイトと遊びに勤しんだ。

 高校を出て働き始めて、独立して社長になって大きな会社にするってことも、スポーツ選手やミュージシャンと同じくらいカッコイイことだと思うようになった。そこからは社長になることが夢になった。

 どちらにしても普通ではいやだという思いが強かったのだと思う。

 今いろいろな縁に恵まれて社長をやれているが、子供たちにも自分なりに何かを表現できることを仕事にして欲しいと思う。

2006.08.14
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