28歳(リクルート時代)の時に花粉症になった。
その前の年までは、自分はなんでもなかったので、メンバーに花粉症の奴がいると「そんなのは気合が足らないからなるんだ!」と、今思えばむちゃくちゃな事を言っていた。
自分が花粉症になって言えなくなった。
当たり前だが、花粉症になるのは、気合の問題でなく体質の問題だ。
新しいメンバーがくると「俺は坂本竜馬が好きだから、竜馬が行く全8巻を読んだら口をきこう」とか、これもまたむちゃくちゃな事を言っていた。
現実に、全8巻を読まずに辞めたメンバーもいる。
「竜馬が行く」を読んでいるかどうかは、その人の能力とは関係ない。読まなくても、売れている営業マンはたくさんいた。
いつも遅刻をするメンバーがいて(当時は朝遅刻するメンバーにはむちゃくちゃ怒ってた)、そいつが前日飲み過ぎて体調を崩し遅刻した日に、わざと飲みに誘った。
そしてまた夜中の3時くらいまで一緒に飲んで、説教して、サウナに泊まって、朝7時に起きて一緒に会社に行ってロープレをした。
そんなことをしてもお互いにさらに体調が悪くなるだけである。
若い時にリーダーになったのでいろいろと悩んだ。ある週末の夜一人暮らしのアパートで、カナダみやげのウイスキーを飲みながらいろいろとメンバーの事を考えた。
「ところで俺ってどのくらいみんなの事を理解しているのだろう?」って。
紙とボールペンを用意して、メンバー全員の名前を書いた(30人位だと思う)。そしてその横に「良いところ」「悪いところ」「何を学べば良いか」というのを書いて、全員分がちゃんと埋められるか挑戦してみた。
気がつくと、CCのボトルが1本あいて朝になっていた。
ところどころ書けないところもあったが、全員分書いた。みんなの事をたくさん考え想像した。
でも少しマネジメントが解かった気がした。